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MESSAGE メッセージ

日本のプライベート・エクイティ(以下「PE」)市場は、20数年の歴史を経て、アベノミクス景気の2010年代中盤よりさらに拡大が進み、現在では毎年100件を超えるプライベート・エクイティ・ファンド(以下「PEファンド」)による投資が行われています。
近年のPE市場の成長(特に中小・中堅企業への投資)の背景としては、
①事業承継ニーズの増加
② M&A仲介企業の伸長による中小・中堅企業への投資機会の増加
③ PEファンドに対する理解の浸透および増加
④地域金融機関がレバレッジド・ローン事業に参入したことによる資金提供機会の増加
などが挙げられます。こうした背景に伴いPE市場は拡大を続け、同時に投資後のバリューアップ・フェーズにおいて、コンサルティング業界との協業体制も発展してきました。
ブルパス・キャピタルおよびプロレド・パートナーズのメンバーは、これまで多くのPEファンドの投資先に対してバリューアップ支援を行ってきましたが、その経験を通じて得られた三つの仮説がありました。

一つ目は、事業会社がファンドを運営する際は親会社の影響力や利益構造の不透明性が懸念されがちですが、そうした固定観念を一新する独自の運営体制を築いた場合、プロレド・パートナーズと連携するファンドは非常に高いパフォーマンスを出せるのではないかという点です。
具体的には、i) ファンドマネージャーの人選や投資判断においてグループ会社の介入を排し、独立した意思決定を可能にするii) 独立系ファンドにありがちな創業メンバーへの過度な利益集中を回避し、ファンドメンバー全員が公平に報酬を受け取れるように設計するiii)親会社がアンカー投資家として参画し、グループ会社が持つインフラや営業網、コンサルティング機能を必要に応じて活用でき、中小・中堅企業に対しても大手並みのネットワークやノウハウの提供にコミットする というような運営体制を築くことで、投資家・グループ会社・ファンドメンバーの三者が同じ利害と目線を共有しながら、中小・中堅企業の飛躍的な成長を支援していけるのではないかと考えました。

二つ目は、PEファンドにおいては、組織的なバリューアップ能力の確立が重要であるという点です。経営環境の変化のスピードが速くなり、解決すべき課題がますます複雑化する中では、プロ経営者やファンドマネージャーの属人的な能力だけでなく、ファンド全体として組織的に投資先への経営支援機能の差別化を図ることが求められます。少人数のプロフェッショナルチームであるブルパス・キャピタルと、数百名を超えるコンサルタントや業界エキスパートのネットワークを有するプロレド・パートナーズが連携することで、高いレベルでの組織的なバリューアップ体制を構築できるのではないかと考えました。

三つ目は、上記の二つの仮説が最も効果を発揮する投資先としては、中小・中堅企業がふさわしく、施策の効果が高いのではないかという点です。一つ目および二つ目の取り組みを通じて蓄積した経験値によってファンドのバリューアップ機能の差別化が図れ、投資先の中小・中堅企業がより高度な経営支援を受けることで、さらなる成長企業へと進化する可能性があるのではないかと考えました。

三つの仮説は、これまでのブルパス・キャピタルの投資活動を通じて、確信へと変わりました。今後もその確信を揺るぎないものとすべく、「投資先においてプロ経営人材が活躍できる環境」と「組織的なバリューアップをできる体制の強化」、そして「中小・中堅企業への投資活動において、全てのPEファンドの中で最も深いバリューアップの経験を有する」ファンドとして、さらなる進化を目指してまいります。

その上で、以下のビジョンを掲げ、社会に貢献してまいります。
1)真に競争力のあるグロース企業を、ハンズオン支援を通じて累計100社創出する
2)ファンド事業を通じて、優れたプロ経営人材・ファンドマネージャーを輩出する
3)ステークホルダーや協力会社、エキスパートの皆様への発展に貢献する
引き続き、社会貢献と収益にコミットし、PEファンド事業が一層大きな社会的意義を持ちうるよう努めてまいります。
また、弊社の創業にあたりご協力いただいた皆様、投資活動においてご協業いただいた皆様へ改めて深く感謝申し上げるとともに、今後もそのご期待に応えられるよう、一層の成長を追求してまいります。

ブルパス・キャピタル一同

BLUE」は信頼、誠実、知性、透明性、永続、献身などをイメージする色であり、ステークホルダーとの信頼関係の下、企業価値の持続的な発展に寄与することを表しています。また、「PASS」は経営のバトンを渡すという経営継承の意味に加えて、当社が大切にする価値観である、「COMPASSION」の中心にある4文字にも重ね、多様性を受け入れ、敬い、思いやりを持って接するというファンドメンバーの確固たる意志の表明を表しています。
なお、ロゴに用いられている、円を描く、二頭の青いイルカは、永続性と循環を表し、サスティナビリティ、社会性の高さの象徴として、投資先と一蓮托生となり、持続的な成長を遂げる企業の構築を表現しています。

VISION ビジョン

  1. 真に競争力のあるグロース企業を、ハンズオン支援を通じて累計100社創出する
  2. ファンド事業を通じて、優れたプロ経営人材・ファンドマネージャーを輩出する
  3. ステークホルダーや協力会社、エキスパートの皆様への発展に貢献する

VALUE バリュー